フライパンを固定する その2
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フライパンを固定してみたら、とても使い易くなりました。
こんなことなら、もっと早く作るべきだったと思います。
暫くは、便利に自助具を使っていたのですが、使い慣れるのに従って、欠点も見えてきました。
鉄板でハンドルを挟むことにより、フライパンを固定しているのですが、装置の位置決めを行う磁石の吸引力が強く、思う場所に固定できないということです。
固定する位置は後から修正することが出来ますが、それでもなかなか、思い通りの位置に納まりません。(磁石が強いので)
かと言って、磁石を弱くすると、フライパンの固定自体も弱くなってしまい、装置の意味が無くなりますます。
この欠点を改善します。
要は、磁石の制御(磁力の入り切り)が出来ればいいわけです。
そこで、磁石(フェライト磁石)の代わりに、マグネットベースを使います。
(こんなの↓)
マグネットベースを使うと、スイッチ(レバー)の設定により、磁力の入り切りができます。しかも、電力を必要としません。
スイッチ(レバー)も軽くスムーズに動きます。
欠点が改善された装置を、「フライパンを押さえる自助具 Ver 2」と呼称します。
◯材料
ステンレス板
SUS430
商品コード: SUS430-order
商品名: SUS430 3.0 450x500mm R:12mm x 1点
単価:¥5,654 (イタチョク - 切り板直送便)
送 料 ¥1,000
マグネットベース
マグネットベース (マグネットホルダ台) “吸着力80kgf" MB-8D
ニューストロング
取付ねじ穴サイズ :M8x1.2 5深さ7mm
価格: ¥1,464 通常配送無料 (Amazon)
ネジ
トラス頭+小ねじM8ステンレス長さ12mm 4 本
商品番号 k22m0800z5000-1
価格
330円 (税込) (楽天 株式会社ジャパネジ)
送料160円
ワッシャー
【メール便可】八幡ねじ ステンレス丸ワッシャー M8×40mm×3.0mm 2個入
商品番号 4979874404794
価格
214円 (税込) (ホームセンターブリコ 楽天市場店)
送料250円
◯工作
「フライパンを押さえる自助具 Ver 2」は「フライパンを押さえる自助具」を改造して作ります。
「フライパンを押さえる自助具」の磁石を取り去り、代わりに、マグネットベースを取り付けます。
「フライパンを押さえる自助具」に付いているフェライト磁石は、吸着力は弱いのですが、十分な面積があります。
そのことにより、トータルとして、強い磁気を保持しています。
マグネットベースはフェライト磁石と違い、強い磁力を発します。しかし、それを受け入れるだけの(十分な厚みを持った)磁性体が要求されます。
もしも、十分な厚みがない場合、ロスが発生し、結果、吸着力が弱くなってしまいます。
(つまり、反対側の鉄板に、十分な厚さが必要)
(フェライト磁石とマグネットベース)
今回は、ロスを回避するために、3 mm 厚のステンレス板を敷きます。
ステンレス板は磁石に吸着する「 SUS430」を使います。 (SUS304は非磁性なので、使えません )
勿論、鉄板を使用しても良いのですが、その場合、防錆(さび止め)をする必要があります。
3mmX450mmX500mmのステンレス板で、重さは5.35 kg です。
①、磁石を削除します。
②、M8のネジを通すため、ヤスリで穴を広げます。(ほんの少しです)
③、マグネットベース、金折、ワッシャーをネジで止めます。
④、同様に二つ目を作ります。この時、金折を逆に付けます。(操作性を考慮)
⑤、ステンレス板を敷きます。
⑥、出来上がり。
◯使ってみる
マグネットベースは、本体のレバーを操作することにより、磁力をコントロールすることができます。
本来は、測定器具を固定する保持具ですが、都合が良いので、様々なところで使用されています。
今回使用したマグネットベースは、1464円で買えました。ちょっと信じられない値段です。(中国製ですが、動作に問題はありません)
二つ買っても、3000円でお釣りが来ます。
スイッチを ON 側に倒すと、 磁力が発生します。
吸着力は800N(80kgf)となっています。(カタログ値)
①、ステンレス板を敷きます。フライパンを置きます。
②、一つ目の「フライパンを押さえる自助具 Ver 2」を置きます。
③、フライパンのハンドルに合わせて、位置を調整します。
④、二つ目の「フライパンを押さえる自助具 Ver 2」を置きます。
(フライパンのハンドルを挟む)
⑤、スイッチを ON 側に倒し、装置を固定します。
⑥、料理を作ります。
◯結論
ますます使いやすくなりました。
めでたしめでたし