まな板を固定する
私は右手に障害があります。そのため、調理の時には左手しか使えません。
食材を切る時、包丁は左手で持ちます。その際、対象物(例えば大根とか)を右手で押さえておくことができません。(右手は、自由に動かすことができません。)
そこで、釘のついたまな板を用意して、対象物を固定します。
これで OK かと言うと、そうはいきません。まな板自体が、調理台の上で動いてしまうからです。
一般には、まな板の下に、濡れた布巾を敷きます。これでまな板が滑らず、包丁が使えるようになります。
ゴム製の滑り止めがついたまな板もありますが、これは、片手で押さえることを前提としているようです。片手で押さえていないと、やはり動いてしまいます。
何はともあれ、これで、対象物が動かなくなりました。
めでたしめでたし
しかし、濡れた布巾を毎回用意するのは、少々面倒です。(毎回、布巾を洗わなければなりません。洗った布巾を、干さねばなりません。もしも処理を怠ると.....酷いことになります。)
ペーパータオルを代わりに使用すれば、洗う手間が省けますが、ゴミが増えます。
そこで、まな板を改造し、滑り止めを付けることを考えます。
ここで、件のステンレス板が登場します。(SUS430 t=3.0 450x500mm)
このステンレス板(磁性体)を使うと、磁石を使って、まな板を簡単に固定することができます。
◯材料
マグネットシート
ミツヤ マグネットシート 強力粘着シート 100x150x1.5mm ME-302
ミツヤ
価格: ¥278 x3枚 (Amazon)
ステンレス板
SUS430
商品コード: SUS430-order
商品名: SUS430 3.0 450x500mm R:12mm x 1点
単価:¥5,654 (イタチョク - 切り板直送便)
送 料 ¥1,000
まな板
普段、使用しているまな板です。3本のネジ穴が明いています。
◯工作
マグネットシートをまな板に貼ります。
左:3枚のマグネットシートを置いた所。剥離紙はまだ付いたままです。
右:剥離紙を剥がして、粘着剤を貼り付けた所。
接着を確実にするため、強く押さえます。
重りの位置を変えながら、1昼夜おきました。
以上で工作は終了です。
◯使ってみる
ステンレス板を敷きます。
マグネットシートのついたまな板を置きます。
この段階で、まな板は強く固定されます。少々力を入れても動きません。
大根を切ってみます。
大根の皮をむきます。
もう少し釘(ネジ)が長いとベターです。(後で交換します。)
3cm程度の厚さに切ります。
大根が早く煮える様に、X(バツ)印をいれます。
ふろふき大根ができました。
◯結論
まな板を固定することができました。
これで、まな板が不用意に動いてしまう事が無くなります。
めでたしめでたし