椅子の左右を逆にする
何の事か分からないと思いますので、説明します。
まず、椅子の種類は、OA用の椅子です。(所謂、パソコンチェアです。)
OA 用の椅子には、高さを調整するための、装置が付いています。高さを合わせることで、パソコンを楽な姿勢で使用することができます。
座面の下にあるハンドルを上に持ち上げると、ガス圧を利用して、高さの調節ができます。
ところが、片麻痺で右の手が不自由だと、高さの調整がスムーズにできません。
自由の利かない右手で、高さの調節をする場合は、下記のようになります。
◯上に上げる
椅子から降りて、座面の下のハンドルを上に持ち上げると、ガス圧により、座面が上ります。
◯下に下げる
椅子に座り、上半身をねじって左手を伸ばし、ハンドルを上に持ち上げながら、体重をかけると、座面が下がります。
(かなり苦しい体制です。)
事実上、MAXかMINの位置にしか、設定ができません。
そこで考えたのが、椅子の左右を逆にすることで、随意の右手を使い、高さの調節をしようというプランです。
ただし、左右を逆にすると、ロッキング機能は使えません。
(前後に揺れる機能。これは、OFFにできます。)
◯工作?
今回、改造に使用する椅子です。3年ほど使っています。
座面の裏にある、ネジを4本外します。
ネジは6角穴付きボルト(キャップボルト)が使われています。
とれました。
左右を逆にし、ネジを止めます。
FRONTの向きを逆にします。
出来ました。
向かって右に、ハンドルがあります。
◯結果
高さの調整がスムーズにできます 。
座面が、多少前傾になったかも。
(これは、クッションを入れることで、修正可能です。)
いいんじゃないでしょうか?
めでたしめでたし