封筒を広げる
封筒というものをよく使いますが、片方の手が不自由な場合、とても使い辛い物です。
では、どのように使い辛いのか、順を追って解説します。
①封筒を開ける
これは何の問題もありません。
ハサミまたはレターオープナーで、封筒を切ります。
②中身を出す
片手が使えないので若干の問題があります。
封筒を下に向けて振ると、中身が飛び出します。
少し机の上が、散らかるかもしれません。でも、大した問題ではありません。
③手紙を読む
普通に 読みます。
④手紙を元の封筒に戻す
簡単に戻りません。
中身を取り出した封筒は、 空間(体積)を保つことができず、潰れます。空間を支えるものが無いからです。(あたりまえです。)
一方、元の封筒に戻したい手紙は、それなりの高さを持っています。
高さの低い物に、高い物を入れようとするので、無理があります。
(封筒も押さえていなければ、動いてしまいます。)
色々と問題があるので「封筒を広げる自助具」を作ります。
☆材料
割り箸
洗濯バサミ
☆工作
割り箸を、割ります。割った箸を、洗濯バサミに接着します。
箸の先を鋭角になるように削ります。
工作は以上です。
☆使ってみる
封筒に自助具を入れます。この時、箸は閉じた状態です。(洗濯バサミは、開いた状態)
ここで、箸の先を尖らせた意味が判ると思います。
封筒の中で、箸は開いた状態になります。
箸の高さだけ、隙間ができるので、封筒の中身を戻します。
自助具を引き抜きます。
よくできました。
尚、右側の四角い物は、耐熱レンガです。
☆結果
いい加減に作った割に、使えます。
耐久性の面から、割り箸をやめて、普通の箸を使った方がいいかもしれません。
めでたしめでたし