ゴミ袋の口を縛る
片手でゴミ袋の口を縛ります。(私は右手が不自由で使えません。)
これは、ドアノブなどを使用すると、できないことはありません。
できないことはありませんが、実際にやってみると、とても時間がかかります。
(=とてもストレスが溜まります。)
何とかなりませんか?
と言うわけで、もっとスピーディーにゴミ袋を縛る方法を考えます。
◯材料
洋灯釘
TRUSCO(トラスコ) 真鍮洋灯釘50mm 3本入 TYTB50
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アーバ-
リリーフ(RELIFE) 六角軸 万能アーバーセット ロングタイプ用 28975
価格: ¥631 (Amazon)
クランプ
高儀 TAKAGI ホビークイックバークランプ 100mm 2個組 HQB-100-2P
価格: ¥414 (Amazon)
PP荷造り紐
電動ドライバー
S字フック
<注意>
マグネット式のチャックが付いた電動ドライバーは使えません。
マグネット式のチャックだと、引っ張った時にアーバ-が外れてしまいます。
◯工作
アーバ-に洋灯釘をとりつけます。
φ1mmほど洋灯釘のネジが大きいので、ヤスリで削ります。
洋灯釘とアーバ-のネジが咬む訳が無いのですが、無理やりねじ込んで見ると、何故か止まります。(そもそも、ネジのピッチが違う。)
これはアーバ-がステンレス製なのに対し、洋灯釘が真鍮なので簡単に曲がるためです。
とにかく、止まりました。(接着剤で着ける予定でしたが、外れなくなった。(>_<))
アーバーを電動ドライバーに装着します。
以上で工作は完了です。
◯解説
簡単に言うと、「ひもくるりん」を電動化したものです。
↑ひもくるりん
電動化したおかげで「長い丈」をねじることが出来ます。長くねじると、その分だけ捩りが解けにくくなります。(これは、重要なポイントです。)
動作は「ひもくるりん」と比べて、格段に楽です。
ゴミ袋を縛ることについて記述していますが、勿論ダンボールを束ねる作業にも使えます。
◯やってみる
ゴミ袋をS字フックで吊します。
クランプでゴミ袋の口を束ねます。
PP荷造り紐を、1mほど引き出して切断します。
先端を結んで、ループを作ります。
ゴミ袋にループを掛けます。(位置はクランプの下です。)
洋灯釘にループをかけます。
電動ドライバーを回転させます。
(回転方向は、どちらでも構いません。)
PP荷造り紐が最後までねじれたら、洋灯釘を外します。
クランプも外します。
できあがり。
◯結論
異種金属接触腐食と言う現象があります。簡単に言うと、「電位差のある金属を組み合わせると、錆びる」ということです。
アーバー(ステンレス)と洋灯釘(真鍮)の接続部が正にこの状態です。
「ステンレス製の洋灯釘を買ってくれば良い。」と思うかも知れませんが、ステンレスでサイズの合う洋灯釘が有りません。(国内メーカーにはありません。海外メーカーはわかりません。)
まあ、水が掛かる部分では無いから、しばらくは保つだろうし、錆びたら、錆を落として接着剤で固めてしまえばOKでしょう。(所詮、素人の工作だから。(^_^;))
PP荷造り紐が1回に付き1メートル程度必要なので、ランニングコストが1~2円ほど掛かります。
クランプの重さでゴミを押さえています。
もっと重りを足した方が良いのかもしれません。
ゴミ袋の口は、きちんと閉じています。心配だったら、2重に縛れば完璧です。
ゴミ袋を開けたくなったときは、逆回転させると解けます。
いろいろと問題はありますが、よしとしましょう。
※洋灯釘(ようとうくぎ)、洋灯吊(ようとうつり)とも。