輪ゴムでコードを束ねる
片麻痺だと、電化製品をしまう時、ACケーブルを束ねるのに苦労します。
電化製品のACケーブルにはコードストラップがついていることが多いのですが、片麻痺だと、それを使って束ねることができません。
具体的には、コードストラップとACケーブルの両方を手(片手)に持ち、同時にコードストラップを整える作業となります。これは、簡単な事ではありません。(まあ、不可能です)
そこで、片手で使えるケーブルクリップを探してみましたが、都合の良い物は見つかりませんでした。
これでは、ACケーブルが纏まりません。 ちょっと、イライラします。(イライラ、イライラ)
仕方がないので、輪ゴムを使いケーブルを束ねる方法を考えてみます。
◯材料
塩ビVU継手
クボタケミックス 排水・通気・雨水立とい用 VU継手 VU-IN 50×40
ブランド: クボタケミックス
価格: ¥64 (Amazon)
輪ゴム
WAKI ゴムバンド #175(切幅4.5mmX折径60mm) GB-891
ブランド: 和気産業
価格: ¥290 (Amazon)
◯やってみる
ここで、重要なのは輪ゴムのサイズです。
サイズが大きいと、しっかりとコードをまとめることができません。
かといって、小さすぎると輪ゴムをかけるのに苦労します。
ここでは、切幅4.5mmX折径60mmの輪ゴムを使用します。
標準的な AC ケーブルだと、この程度のサイズが適当だと思います。
(キャブタイヤケーブルには、適合しません。)
VU継手に輪ゴムをかけ、次に、輪ゴムを二重にします。
この作業を行う時にはVU継手を固定する必要があります。
それには、Cクランプを使ったり、足で押さえる等の方法があります。
指(とVU継手) だけで輪ゴムを二重にすることもできますが、難易度が高いので、お勧めしません。
ここでは、C クランプを使って作業を行います。
Cクランプの上からVU継手を被せます。
輪ゴムを
はめて、引き延ばして
ループを作り
ぎゅう-っと
ハメます。
二重になりました。
VU継手をCクランプから外します。
足で押さえるやり方もあります。
アイロンをサンプルにして、やってみます。
VU継手を手の届く位置に置き、AC ケーブルをまとめます。
まとめた AC ケーブルを、 UV継手に通します。
輪ゴムをUV継手から外します。(UV継手からケーブルに移動する。)
UV継手を外せば、出来上がりです。
長期間放置する場合は、輪ゴムで束ねたコードを、コードストラップで締めます。(輪ゴムが劣化するため。)
◯結論
いい感じにコードがまとまります。
今回は工作箇所がありません。塩ビVU継手をそのまま使います。
この継手は、呼び径40mmと50mmの変換に使うものです。片方が太くなってるので、安定します。
切幅4.5mmX折径60mmの輪ゴムを使用しました。この輪ゴムを二重にするのに、苦労します。
約2.8倍に引き延ばして輪ゴムを巻く必要があり、かなりきつくなります。
二重に巻くことを止め、一重で折径30mmの輪ゴムを使えばいいと思うかもしれませんが、折径30mmの輪ゴムは売られていません。
(折径30mmの輪ゴムは#9番手のサイズになりますが、そんなものは存在しません。)
簡単にコードが束ねられたので
めでたしめでたし