マグカップを固定する
以前に「ボウルを固定する」という記事を書きました。
ボウルを磁石で固定し、片手で押さえなくても動かないように工夫したガジェットです。
なかなか便利な道具(自助具)で、気に入ってます。
今回、もっと小さなサイズの物が欲しくなったので、制作してみました。
サイズが小さいと、ドレッシングをかき混ぜたり、ペースト(スプレッド)を作ったりする時に便利です。
小さなボウルだと、かき混ぜた時に中身が飛び散ってしまうことが考えられるので、ボウルの代わりにマグカップを使ってみました。
◯材料
マグカップ
結彩の蔵 マグカップ ニューボン口広 特大 370cc イ615-116
結彩の蔵(Yusainokura)
サイズ:直径10.2×高さ8cm
原産国:中国
容量:370cc
価格: ¥496 (Amazon あわせ買い対象商品)
磁石
TRUSCO(トラスコ) キャップ付フェライト磁石 外径46mmX厚み4.7mm10個入り TFC46RA-10P
トラスコ中山(TRUSCO)
吸着力(N):147.0
外径(mm):46
厚み(mm):4.7
穴径(mm):5
質量(g):350.0(10ヶ)
価格: ¥1,455 (Amazon)
エポキシ接着剤
ボンド Eセット 100gセット #16051
コニシ(KONISHI)
価格: ¥529 (Amazon)
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キッチン用品 両手 スキレット フライパン
価格: ¥998 (Amazon)
◯工作
磁石のサイズから、カップの高台が4.7 mm 以上あれば、磁石が糸底に収まるはずです。
カップの底に磁石を置きます。
磁石を包むように、エポキシ接着剤を充填します。
そのまま一昼夜置き、接着剤が固まるのを待ちます。
接着剤が固まったら、紙ヤスリをかけます。
磁石のキャップ部(拡大)
写真が分かりにくいのですが、磁石の面からキャップが少し飛び出ています。このキャップの高さまで、エポキシ接着剤を削っていきます。
ただし、エポキシ接着剤が完全に剥がれ落ちてしまうと、キャップが錆び易くなってしまうので、その手前で止めておきます。
ところが、このエポキシ樹脂が硬かった。
コニシのEセットってこんなに硬いんですか?
100回や200回擦ったところで、 ほとんど減りません。
実に6時間かけて、やっと目標の高さまで到達しました。(ぶっ続けに6時間続けることは体力的に無理なので、合計2日掛かりました。)
これは、やり方を考えなければいけません。
出来上がりです。
2mm程度削るだけなのに、 大変な苦労がありました。
ナニワトモアレ、これで工作は終わりです。
◯使ってみる
今回はスキレット(両手フライパン)を用意しました。
重さは、1.5 kgあります。
磁石の吸引力は147N(ニュートン)です。1ニュートンはおよそ 0.102 キログラム重なので、約14.4kgの重さに耐えます。(実際は、接着剤の厚みが有るので、もう少し小さな値になります。)
斜めにしても動きません。
逆さにしても落ちません。
◯たまごサンドを作ってみます。
辛子とマーガリンを入れます。マスタードよりも和辛子が合うと思います。
混ぜます。 しっかりと吸着しているので、動きません。
混ぜ終わったら、パンに塗ります。
ゆで卵を2個入れます。
ナイフで細切れにします。マグカップは安定しています。
こんな感じ。
マヨネーズを加えます。
混ぜます。
混ぜ終わったらパンに塗ります。
パンを上に重ねて、押さえます。
ミミを落としたら出来上がりです。
◯結論
なかなか難工事になってしまいました。
行程を考え直す必要があります。
磁石の吸引力は、OK です。強すぎず弱すぎず、ちょうど良いと思います。
総合的に もう少し頑張りましょう