スプーンにT字ハンドルを付ける
3Dプリンターを使ってT字ハンドルを作りました。
図面を画いて、
出力します。
こんなの。この時点でまだサポート材が付いています。
このハンドルに、
接着剤を流し込み、スプーンを差し込みます。
接着剤が固まるまで、一昼夜置きます。
不要なサポート材を外したら、出来上がりです。
(このサポート材がしっかりと付いていたため、剥がすのに苦労をしました。)
おもて うら
接着には「セメダイン 難接着材料用接着剤 2液性 EP001N P 40g RE-004」を使いました。
この接着剤でTPUフィラメントが接着できるかどうか不明ですが、見た目では貼り付いています。力が加わる部分ではないので、良しとします。
このT字ハンドル付きスプーンは、アイスクリームを食べる時に使用します。
(前回作った”アイスクリームカップ固定自助具”と組み合わせることを想定しています。)
T字ハンドルにより、しっかりとスプーンを持つことができ、力が入れやすくなります。
尚、軟らかなアイスクリームが好きな人には、関係の無い話になります。
◯材料
スプーン
貝印 KAI
FA5117 [和旬 ティースプーン]
価格: ¥407(税込) (ヨドバシ)
☆カスタム部品
eSUN社の3Dプリンターフィラメント TPU 95Aを使用しています。
このフィラメントは適度に弾力性があって、手に馴染みます。
(ポピュラーなPLA素材でも、たぶん問題ありません。)
スプーンを差し込むための穴を開ける必要が有りますが、サイズは現物合わせになります。
◯スプーンの選び方
スプーンは飾りの無い、ステンレス製の物を選びます。
☆スプーンの柄が真っ直ぐ
デザインの都合で、柄がカーブしている物が有ります。そうすると、ハンドルに取り付けられないため、加工が必要になります。(叩いて伸ばす、または切断する。)
×カーブ ○ストレート
☆スプーンの首部が太い
ここが細いと、エレガント(上品)に見えますが、物理的に弱くなります。
ハンドルを付けると、通常よりも力が掛かる(力が掛けられる)ので、首部が細いと曲がってしまいます。
×細い ○太い
◎貝印FA5117はこの条件を満足するスプーンです。
首部は最も細い箇所で1.8mm×6.2mmです。これだけ太いと、安心して力を加えることができます。
18-8ステンレス製なので、非磁性です。
◯結論
硬いアイスクリームに、スプーンを突き立てることができました。
他のどんなスプーンよりも、力が込められます。
力を込めても、スプーンが曲がったりしません。(貝印 FA5117は頑丈です。)
ハンドル部が変形することもありません。
スプーンの先端を鋭く尖らせると、更に良いかも。または、グレープフルーツスプーンに換装するとか。
接着剤はたっぷりと使いjます。少ないと(隙間があると)スプーンとハンドルの間に水が入る危険があります。
TPUフィラメントに吸水性があるのかどうか、判りません。
使用後は速やかに洗い、乾燥させます。
3Dプリンターはやっぱり便利。
めでたしめでたし
ガッシ