袖のボタンを留める(無理・・・?)
12月になり気温が低くなると、長袖のシャツを着ることが増えます。
この”長袖のシャツ”に問題があります。
片麻痺だと、袖のボタンを留めることができません。
(私は、右半身に麻痺があります。)
麻痺している側の袖のボタンは、留めることができます。(動作として、健常者と変わりません。)
しかし、健常な側の袖のボタンは、通常のやり方で留めることはできません。
これを「何とかしたいな」と思いました。そこで、インターネットで検索すると、二つの答えが見つかりました。
①、広い袖口の(ボタンを留めても、手の出し入れが可能な)シャツを使う。
②、ボタンエイドを使う。
です。
まず①ですが、 広い袖口(ゆるい袖口)のシャツを使う方法です。
しかし、手が出し入れできるほど、ゆるい袖口ならば、ボタンの必要性がありません。
つまり、①のシャツは、ボタンを留めていても、着ることが可能な筈です。
(ゆるい袖口の図)
私は、広い袖口(ゆるい袖口)のシャツを持っていないので、この案を採用することはできませんでした。
次、②ボタンエイドを使う。
ボタンエイドとは自助具の一種で、これを使うと、指先の動作が不自由な方でも、ボタンの開け閉めができます。
(こんなの↓)
私も買いましたが、現在入荷待ちの状況です。
(中国製です。安いけれど、1ヶ月程度待たされます。運が悪いと、届きません。)
したがって、評価ができていません。万一、使えなかった場合のことを考えると、お金をかけるわけにもいきません。(国内の販売店から購入することも出来ますが、2倍ほどの価格になります。)
インターネットで検索しましたが、ボタンエイドに関しては、片麻痺の方の評価がよく分かりませんでした。(というよりも、評価が見つかりませんでした。)
現物が入荷したら、評価してみるつもりです。
さてさて、困りました 。
仕方がないので、テンポラリーの自助具を作ってお茶を濁しておきます。
「袖をゴムバンドでとめる自助具」です。
◯材料
ゴムバンド
セメダイン ゴムバンドバラエティー 591 巾17mm×折径120mm 5本 XA-591
セメダイン(Cemedine)
サイズ:切巾17×折径120mm
仕様:袋入り
入り数:5本入
◯工作
①、ゴムバンドを8cmの長さに切ります。
(厳密には、手のサイズに合わせて調整して下さい。)
☆ゴムバンドは、布テープを貼っておくと、切る時に伸縮しません。
②、 1穴パンチでゴムバンドに穴を開けます。穴の位置は端から1cm程度です。
パチン
③、反対側にも穴を開けます。
パチン
④、布テープを剥がしたら、出来上がりです。
◯使ってみる
コーデュロイのシャツで試します。
①、ゴムバンドの穴を、ボタン(端側)にかけます。
②、ボタンホールにゴムバンドを通します。
③、ゴムバンドの穴(2ヶ目)をボタンにかけます。
出来ました。
◯結果
ちゃんと止まりました。
違和感もありません。
服を脱ぐ時には、ゴムバンドが伸びて腕が抜けます。特別に脱ぎにくいとは思いませんでした。
最大の欠点は、見た目が良くないことです。
もう少し、頑張りましょう。