左手のみ

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片手でタグピンを外す

片手でタグピンを外す    f:id:poipoipatapata:20200726195114j:plain


靴下を買うと、1足(又は数足)ずつタグピンを使って止めてあります。

タグピンは、流通時には必要なものですが、使う時には取り外さなければなりません。 

片麻痺になって、右手が使えない状態だと、タグピンを外すのも一苦労です。

今回は、「いかにして片手でタグピンを外すか」について考えます。

 

インターネットで検索すると、

①、タグピンを指に持って、回転させると切れる。(疲労破壊) 

②、五円玉を二つ、10円玉を一つ使い、物理的に切断する。

等の方法がヒットします。

暮らしニスタマイナビ

 

通常の場合、①の方法でタグピンを外すことができます、

しかし、この靴下はタグピンが食い込むように止まっています。これでは、回転させること自体ができません。

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②も同様です。五円玉が2枚、10円玉が1枚、入るだけの余裕がないとうまくいきません。

(コインが3枚も入る余裕がありません。) 

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タグピンが繊維に食い込んでいる場合、ハサミを使っても片手で切断することは困難です。

専用の「タグピン外し(?)」が有るのかと思い、検索をしましたが、そんなものは存在しないようです。 

 

そこで、バイスプライヤーを使います。

バイスプライヤーとは、任意の幅でロックできるプライヤーです。一度ロックしたら、手を離しても状態を保持します。

バイスプライヤー 

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SUN UP ロングノーズ バイスロックプライヤー 22632 225mm

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◯やってみる 

バイスプライヤーとハサミを使います。

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バイスプライヤーの口の開け幅を調整します。

調整ネジを時計回りに回すと、開け幅は狭くなります。

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開いた状態               閉じた状態


開け幅を、およそ8 mmぐらいに設定します。

 

バイスプライヤーを使って、靴下の生地をはさみ、圧縮します。 

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圧縮した生地から、タグピンが飛び出すので、ハサミで切り落とします。 

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タグピンが外れました。

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◯結論 

バイスプライヤーを使って、タグピンを切り落とすことができました

めでたしめでたし 

 

ただ、このようなタグピンの使い方は、間違っているのではないでしょうか?

大体、食い込むようにタグピンを打ち込んでいる事が間違いです。こんなことをしたら、例えハサミを使うにしても、外すのに苦労します(障害が無い人でも)。場合によっては、商品に傷をつけかねません。 

 

「この商品はユーザーフレンドリー とは言えない、責任者出てこい!」と思ったら、あ、中国製か。まあ、それなら納得かな。 

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