片手でタグピンを外す
靴下を買うと、1足(又は数足)ずつタグピンを使って止めてあります。
タグピンは、流通時には必要なものですが、使う時には取り外さなければなりません。
片麻痺になって、右手が使えない状態だと、タグピンを外すのも一苦労です。
今回は、「いかにして片手でタグピンを外すか」について考えます。
インターネットで検索すると、
①、タグピンを指に持って、回転させると切れる。(疲労破壊)
②、五円玉を二つ、10円玉を一つ使い、物理的に切断する。
等の方法がヒットします。
通常の場合、①の方法でタグピンを外すことができます、
しかし、この靴下はタグピンが食い込むように止まっています。これでは、回転させること自体ができません。
②も同様です。五円玉が2枚、10円玉が1枚、入るだけの余裕がないとうまくいきません。
(コインが3枚も入る余裕がありません。)
タグピンが繊維に食い込んでいる場合、ハサミを使っても片手で切断することは困難です。
専用の「タグピン外し(?)」が有るのかと思い、検索をしましたが、そんなものは存在しないようです。
そこで、バイスプライヤーを使います。
バイスプライヤーとは、任意の幅でロックできるプライヤーです。一度ロックしたら、手を離しても状態を保持します。
バイスプライヤー
SUN UP ロングノーズ バイスロックプライヤー 22632 225mm
コンヨ(KONYO)
価格: ¥713 (Amazon)
◯やってみる
バイスプライヤーとハサミを使います。
バイスプライヤーの口の開け幅を調整します。
調整ネジを時計回りに回すと、開け幅は狭くなります。
開いた状態 閉じた状態
開け幅を、およそ8 mmぐらいに設定します。
バイスプライヤーを使って、靴下の生地をはさみ、圧縮します。
圧縮した生地から、タグピンが飛び出すので、ハサミで切り落とします。
タグピンが外れました。
◯結論
バイスプライヤーを使って、タグピンを切り落とすことができました
めでたしめでたし
ただ、このようなタグピンの使い方は、間違っているのではないでしょうか?
大体、食い込むようにタグピンを打ち込んでいる事が間違いです。こんなことをしたら、例えハサミを使うにしても、外すのに苦労します(障害が無い人でも)。場合によっては、商品に傷をつけかねません。
「この商品はユーザーフレンドリー とは言えない、責任者出てこい!」と思ったら、あ、中国製か。まあ、それなら納得かな。